大腸内視鏡検査(無痛・日帰りポリープ切除)

下剤を飲まない大腸内視鏡検査(注入法)の導入

当院では日々、可能な限り無痛で行う挿入方法(鎮静剤の有無に限らず)を模索しております。

 

大腸内視鏡検査について

大腸がんは年々増加傾向にあります。

簡易な検査である便検査は、簡易であるが故に半数の大腸がんを見落とす可能性のある検査ですので、大腸内視鏡検査の有用性が認識されております。

しかし、大腸内視鏡検査は苦痛を経験される方が多い検査の代表例です。

当院では、鎮静剤併用による検査を導入しており、胃内視鏡検査と同様に出来るだけ苦痛を与えずに検査を行う事が可能です。

 

 

特徴(1) 苦しくない無痛内視鏡検査

大腸内視鏡検査における痛みの原因の多くは、挿入の際に腸管内に空気を入れ、腸管を伸ばして挿入することによって起こります。

実際には挿入の際に空気を入れる必要は全くありませんが、空気を入れないと進むべき方向がわかりにくく、多くの症例が空気を入れた状態で挿入されています。

そこで当院では、挿入の際には一切空気を入れず、可能な限り腸管を伸ばさないように挿入法を工夫することで、痛みの軽減につなげております。

また観察の際に炭酸ガスを用いる事で、検査中及び検査後の腹部膨満感の軽減につなげております。

これらの方法で約7割の方は鎮静剤なしでも痛みなく挿入は可能ですが、少なからず鎮静剤なしでは検査が難しい方もいます。

例としては、腹部手術後で癒着が疑われる方、やせ型の女性、太鼓腹の男性などが挙げられます。

よって、当院では特に初回の方は鎮静剤併用での検査をお勧めしております。

 

 

特徴(2) 胃内視鏡検査と同日検査が可能

大腸内視鏡検査は、胃内視鏡検査と同日検査が可能です。

年々同日検査数が増えております。

下剤を経口摂取する(口から飲む)通常法は、午後に大腸、胃の順番で連続に検査を行います。

下剤を飲まない注入法の場合は、午前に胃、午後に大腸の順番で検査を行います。

検査時間はどちらの方法でも併せて30分~40分程度です。費用は変わりません。

注入法については、特徴(3)で説明します。

 

 

特徴(3) 下剤を飲まない大腸内視鏡検査(注入法)

検査を敬遠する理由の一つとして、下剤を飲むのが苦手という方が少なからずいます。

そういう方向けに、当院では胃内視鏡時に下剤を十二指腸内に注入することで、下剤を直接飲まなくて済む注入法を取り入れております。

経験した方の反応は概ね良好で年々注入法でのリピーターの方が増えています。

注意点として、注入法は万人受けの方法ではなく、あくまでも下剤を飲むのが苦手な方向けの方法です。

前例対象となるわけではありませんし、必ず胃内視鏡検査とセットで行う必要があります。

ご興味のある方はご来院の上、医師に相談して下さい。

 

 

特徴(4) 最新の内視鏡設備

胃内視鏡と同様に最新のオリンパス社製の内視鏡を導入しております。

大腸内視鏡検査は、症例毎に適切なスコープは全く異なります。

当院では太さの異なる4種類のスコープを各症例毎に適切に選択し検査しております。

 

 

特徴(5) ポリープ切除(日帰り手術)

大腸ポリープを認めた場合、外来で十分切除できる範囲であれば、その場で切除します。

切除後も多くの場合、特に行動制限は必要ありません。

制限が必要な場合は、その際に説明致します。

切除不能の場合は、大学病院等に紹介致します。

 

 

大腸内視鏡検査を受けられる方へ

注意事項を必ずご確認ください。

 

< 注意事項 ① >

・検査は、大腸内視鏡検査単独、及び胃・大腸同日検査(通常法)の場合は午後からになります。胃・大腸同日検査(注入法)の場合は、午前に胃、午後に大腸検査になります。

 

< 注意事項 ② >

・前日朝から検査食を召し上がって頂きますので、検査2日前までに一度診察に来て頂き、検査食、下剤のお渡しおよび前日の食事制限のご説明を致します。

 

< 注意事項 ③ >

・血液をサラサラにする薬(抗凝固薬、抗血小板薬)を内服中の方は、薬の休止の有無、期間など医師との確認が必要です。

 

< 注意事項 ④ >

・鎮静剤を使用する場合、検査後に車・バイク・自転車の運転は大変危険ですのでお控え下さい。

必ず公共機関を利用するか、送り迎えを頼んで帰宅するようにして下さい。

鎮静剤を使用しない場合は、運転は可能です。

 

< 注意事項 ⑤ >

・ポリープが見つかった場合、大抵のポリープはその場で切除致します。切除したポリープの大きさによっては、術後の食事、飲酒、運動の制限が必要な場合があります。各症例で異なりますので、切除後に説明致します。(制限がない場合もあります。)ただし、2cm以上のポリープで切除が難しい場合は、連携施設にご紹介致します。

 

 ・さらに注意点として、ポリープを切除するとまれに(1%以下)とった部位から出血して、再度内視鏡で止血が必要になることがあります。

 

 

検査の流れ

STEP1▼

予約時間に来院し、「同意書」・「問診票」を受付へ提出して下さい。 血圧測定をします。

STEP2▼

検査着、検査用パンツに着替えていただきます。

鎮静剤(眠くなる薬)をご希望の方は点滴をします。

 

内視鏡室のベッドに横になり、お尻からスコープを入れて検査が始まります。

鎮静剤を希望される方は点滴の管から医師が鎮静剤を注入します。

検査時間は、処置がない場合で10~15分程です。

ポリープを認めた場合、可能な限りその場で切除します。

STEP3▼ 鎮静剤を使用した方は、検査終了後から1~2時間、回復室でお休み頂きます。
STEP4▼ 検査終了後(鎮静剤を使用した方は目が覚めたら)、医師より説明があります。